今回のファシリテーション講座は、大学生の娘さんがいらっしゃるお母様のご要望からうまれました。
「(娘が目指す)保健師はファシリテーターのようなものだ。」という言葉をお嬢さんが本から発見し、
ファシリテーターに興味を持たれたそうです。
娘さんを応援するお母様の愛情から、ファシリテーションの基礎を学ぶ1日講座を開催しました。
会場は、株式会社オカムラ様のOpen Innovation Biotope“Cue”、名古屋が一望でき、参加者の方からも、
リラックスして、柔軟に考えることができましたとおっしゃっていただきました。
午前中は、「聴く」について、ペアやグループになって、相手の話をただ聴くことに集中します。
ワークを終えると、
「聞いていると質問が出てくる。聴くって難しい」
「うんうんと相手が頷いてくれると嬉しい」
「じっくりと聴くうちに、二人が見ている画面が同じになってきた」といった意見が出ました。
また、聴くの達人のお話を読んで思いを巡らせました。
午後からは、理想とする会議の場について、ファシリテーター・タイムキーパー・書記など役割を
決めて、ラベルワークを行いました。
・会議に参加するならば、刀(肩書きや身分)を置くこと。
・会議は、予測不可能なテーマパークのようなものだ。
・参加者同士、お互いの思いを尊重する。
といった大事なメッセージが、模造紙に溢れていました。
皆さんの気づきも様々でした。
「書記をやってみて、聞き上手になることで、自分が思ってもいない意見を聞き取ることができ、気付きがあった。」
「私は普段おせっかいなので、意見が出なくてもたつく人がいると、困っているのではないかと先回りして質問してしまうが、待つのも必要だと思った。」
「その会議の最初の目的をしっかり持って、しごとに臨みたい。」
ファシリテーターに求められるスキルを体感し、これまでの自分の聴くを振り返るとともに、今後の聴くへの目標ができていたようです。
皆さん、ご参加いただきありがとうございました。
また、ご協力をいただきました株式会社オカムラの皆さんにも深くお礼申し上げます。
(秘書チーム もとき)